2015年02月10日 ご質問にお答えして(12)

 

Q:世間一般ではコピペが頻繁に見受けられますが、そんなに悪いことでしょうか?

  限られた時間の中で手っ取り早くデザインイメージを構築できるのでは?

    それとも「見た目」を優先する事自体がいけないのでしょうか?

   

 

※このお問い合わせは 当HPを御覧になった方から、メールでご質問をいただきました。

 

(私もコピペの元ネタにされた経験があります。 それは、2009年3月21日に私のHPの[WORKS]にUPしておいた画像「ラウンジバー Storm-2」 です。 

2011年3月頃から放送された大手メーカーのアルコール飲料のTVCMで、背景画像にデザインコンセプトとアイデアを無断使用されました。)


HPで公開している以上、コピペや元ネタは覚悟の上、ですが

『事前にご相談いただければ、良いご提案もできたのに』と、残念です。

  

A:確かに、コピペを多用すると、作業時間も早く、楽に「イメージのようなもの」を作れます。

しかしそれは「デザイン」では無く、「アレンジ」や「コラージュ」と呼ぶべきものです。

 

作業時間がなかったり、アイデアに煮詰まったりして納期に間に合わせるために

「抜け道、裏道」の発想で作業した結果、残念なことに、「劣化コピーの切り貼り」

お茶をにごして済ませてしまっている場合がほとんどです。

 

一見、良く出来たデザインのような好印象を与えるものの、(内的要素の追求)に基づく必然性が無いものは、

よく見ると整合性に乏しく、底が浅いのが判り、したがって飽きられるのも早く、

何よりも悲惨なのは対比される位置関係に「同業種で、本物のイヤシロチを追求したもの」が出現した場合や、

「コピペ元のオリジナルデザインがばれた場合」です。

 

(パチモノを連想させるため)ブランドイメージは崩壊し、社運を賭けたプロジェクトは中止になり、

大金を投じた施設は閑古鳥が鳴き、瞬く間に閉店、撤退となります。

 

ちなみに、前述の飲料メーカーの商品は、テコ入れ策として(そのイメージを立体化した)期間限定バーなども催したものの、


いつしか低調となり、

現在では起用するタレントも入れ替え、CMコンセプトも新規に作り直していらっしゃいます。