2007年02月09日 ご質問にお答えして(1) 

 

Q: 更地に店舗付住宅を新築予定のため、少しコストをかけて炭埋や活水器などの導入を予定しているのですが 採用の優先順位や予算配分は?

 

A: 更地に新築、という条件でしたら まず炭埋をお勧めします。

専門業者に依頼されるか、ご自分で炭を調達(ネット通販またはホームセンター等で購入)し、本体工事の業者に埋め込みを頼む(1~2人分の人件費は請求されます)か、体力に自信をお持ちでしたら穴掘りもご自分でされると良いでしょう。 

 

活水器については、各社からいろいろな効能をうたった製品が提案されていますが (訪問販売や電話勧誘、マルチビジネスなどで売られている物は論外としても) 

 

値段がとても(10万~数百万円)高く、よほど大量に調理や飲料に水を使わない限り 市販の浄水器で蛇口に取り付けるタイプの浸透膜型や活性炭型で、数千円のものを使用し、

 

定期的に新品に交換したほうが良いでしょう(このクラスの製品でも必要かつ十分な性能がある上、更新していく間に どんどん新製品が開発されて、性能も向上していきます)

 

他に、ローコストで優れた結果が期待できるものとして、敷地の微生物環境から改善する

EMなども検討なさってはいかがでしょう。

 

予算配分については 総工事費の1%までを基準とされたらいかがでしょう。その理由は、イヤシロチ化予算で本体工事費を圧迫してしまっては本末転倒なことと、1%位までなら設計上の工夫や工事発注時の無駄をなくすことで無理なく捻出できるからです。

 

最後に、予算組とは関係の少ないことですが、設計や計画に当たっては日当たりや風通し、メンテナンス性(特に掃除がしやすいことに留意)、店舗部分では外からの見通し(入りやすさ)を確保し、年月が経過しても陳腐にならないデザインをこころ掛けていただくとオーソドックスな「癒し系」といわれる建物ができあがります。

これがイヤシロチ化への第一歩です。

 

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